僕はサンライズ出身で、昔から「オリジナルをヒットさせて一人前」という気風のなかにいました。
もちろん原作ものも作りますが、もしチャンスがあればオリジナルを作るチャレンジをするのです。サンライズは創業当初からずっとオリジナル作品メインで勝負している会社ですから。
当時サンライズでプロデューサーをやりたい人は、「全権を渡すから、3回打席に立たせてやる」と言われました。3回のうち1回ヒットすれば、また打席に出られる。でも3回続けて失敗したら才能がないから辞めたほうが良い、と。
『ガールズバンドクライ』も、CG開発でお金をたくさん使うことになるので、ヒットしなかったら、自分は才能がなかったということなので、責任を取って会社を辞める覚悟でした。
引用ジャングルは同名のTumblrページからインポートしています
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放送終了時に、原作がないオリジナルアニメであれば、フォロワー10万人を達成すればかなり人気を得られたことになると思います。
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「盛り上がっているよ」感を出さないと、新しい方がなかなか来てくれません。
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周囲の方を地道に巻き込んでいくのが大事だなと。
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『ガルクラ』では、イラストルックのCGを「フルコマ」で動かそうとしたために、課題がすごく大きくなってしまったのです。
成功した先の2作品もリミテッドだったので、現場から「本当にフルコマで良いのだろうか」「リミテッドアニメに戻したほうが」という声は制作が動き出してからもずっと出ていました。
フルコマでやってみたら、見覚えのない、見たことがない映像がどんどん上がってくるのです。具体的にはヌルヌルとずっと動いている。
「ヌルヌル動く」というのは、3DCGアニメ制作者にとって「良くないものだ」という意識が刷り込まれています。
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アニメ に夢中になりたいなら、「最高の中の最高」を探すのはお勧めしません。そうすると、アニメそのものを楽しむのではなく、媒体に関係なく、一般的に優れたフィクションを楽しむだけになります。そして、その後は平均的なアニメを楽しむのがずっと難しくなります。なぜなら、今慣れている高い基準を満たすものはほとんどないからです。
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米Blue Apronは、食材とレシピを定期配送するミールキットサブスクだ。2012年に創業し、2017年6月にはニューヨーク証券取引所に上場を果たした。上場前は企業時価総額が20億ドル(2015年)に達したユニコーンであった。しかし、上場後は株価が下がり続け、最終的に2023年9月、同業他社Wonderが1.03億ドルでBlue Apronの買収に合意した。企業価値は、最盛期の1/20まで下がった。
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ある調査ではフィットネスジムの会員も67%が休眠会員だと言われる。
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MoviePassは、圧倒的低価格で顧客数を増やす戦略が空回りした事例だ。同社が格安料金を導入したのは2017年の8月。ここで発表されたプランは、月額9.95ドルで提携映画館にて毎日1本の映画を鑑賞できるという破格プランだ。当時の映画1本の通常料金は11.5ドルであったことから、このプランの破格ぶりがわかる。
それまでMoviePassの料金は、月当たりの視聴回数に応じて月額約15〜50ドルのプランを提供しており、ユーザー数も20万人付近で横ばいをたどっていた。ところが、この値引きをきっかけにユーザーの急増が始まった。翌年2018年6月にはユーザー数は300万人を超えた。
しかし、ユーザーの急拡大に手持ちのキャッシュが追いつかず、資金繰りの問題が深刻化し始めたのもこの頃だ。キャッシュ不足により2018年7月にはサービスを一時停止、その翌月にはサービス内容を改定(改悪)し、同額料金で映画館の利用回数は3回/月までとなった。破格プランを目当てに集まった顧客たちはいっせいに離脱していった。2019年4月時点のユーザー数は、ピーク時から90%減の22.5万人に大幅縮小。奇しくも、破格プラン導入前の水準にきれいに戻った格好だ。
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2024年5月末、米国で動画ストリーミングを提供するHBOは、2010年代に映画館サブスクで名を馳せた米MoviePassの没落を描いたドキュメンタリー「MoviePass, MovieCrash」を公開した。
MoviePassとは、破格の月額料金で毎日映画館を利用できるサービスであり、最盛期の2018年には300万人のユーザーを集めた。しかしその直後から苦境に突入し、2019年にはサービス停止、2020年には破産申請と、一気に転落していった。