セリフ自体は脚本家さんが書いてくれるので、セリフひとつひとつを吟味していく作業が続きました。具体的なセリフを並べながら、「このセリフはどういう意図で書きました?」などとキャッチボールして、人物像を具体化していく。すると、最初に用意した展開の中で「そもそも、こういうことをこのキャラクターは言わないんじゃない?」「これは矛盾してない?」という部分も出てくるんですよね。
たとえばモーティスは睦を攻撃しているけれど、同時に「睦を守ること」が自分の存在意義だと気づいている。だとしたら、彼女が睦を完全に否定するようなセリフを言うだろうか、といったように。脚本家さんたちと一緒にひたすら突き詰めていきました。
引用ジャングルは同名のTumblrページからインポートしています
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才能って、ある程度その分野に造詣がないと気付けないものだと思っています。たとえば、『It’s MyGO!!!!!』で言うと、燈の才能にそよは気付いていない。そよの「私ね、燈ちゃんの歌詞、前から苦手だったんだ」といったセリフもそこから出ています。味の辛さは辛さとして認識できないと単なる痛みになるのに似て、燈のむき出しの言葉が惹起する感情に、そよは忌避感を覚えています。
立希はすぐに気づく。彼女は幼少期から才能のある人、つまり姉の近くにいたから、それを理解できるし気付くことができる。恵まれた環境で育った祥子も同様、幼い頃から数多くの芸術に触れてきたから、そうした才能を見極める目、審美眼を持っています。
みなみは本人の才能もあったけれど、にゃむのように地道な努力を積み重ねて成長した部分もある。だから睦の才能にはすぐに気付いてしまう。睦が持っているものは、自分が何より一番欲しかったものだからです。
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睦の母、女優の森みなみは、睦のことを「才能」としてしか見ていません。幼い頃から多数の人物像を当たり前に演じ分ける睦を見続けてきた彼女にとって、睦の変化は演技の一環であって、解離性同一性障害のようなものとしては認識していないんですね。
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第6話でモーティスがそよにすがるシーンのカメラアングルが、そよが祥子にすがるシーン(『It’s MyGO!!!!!』 第8話「どうして」)と一緒だったのは、スタッフがコンテに自主的に入れてくれたからです。他にも、RiNG前のモーティスのバズ動画を見せられた祥子が「睦など、知りません」と嘯く際、燈と愛音が光を背負って階上にいる構図や、第4話でモーティスが部屋に来る場面のキューブリックのようなカットなども、スタッフの提案によるシーンです。
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脚本の発注でプロットを伝えても、もはや最初の段階だと「どうせ変わるんでしょ」みたいな空気感なんです(笑)。案の定どんどん変わっていくので、通常の脚本の4〜5倍で利かないくらいの作業量になりますが……チーム、脚本家の皆さんが長く付き合ってくださるおかげで、作品が出来上がっていきます。
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脚本家さんにキャラクターを動かして頂くうちに、そのキャラの新たな側面がみえることがよくあって。
そこを掘り下げていくとキャラ自身やほかのキャラとの関係性もどんどん変わっていって。そうした変化が起こるたびに、以降の話数の展開の変化をシミュレーションしていって。そこからまた逆算して脚本に伏線を入れる…という作業を延々続けていく感じです。
シリーズに新しく入ってくださる脚本家さんが戸惑うこともあるんですが、途中で諦めて(笑)お付き合いしてくださっています。特にアニメ『BanG Dream! 2nd Season』の後半からは、その作り方が定着してきました。
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もともと僕の作品の脚本開発のスタイル自体、スクラップアンドビルドが基本なんです。最初に提示する構成案はあくまでたたき台で、キャラクターを掘り下げていくうちにどんどん話が変わっていきます。最初のプロットから物語が大きく変わってしまうことは珍しくないです。
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ルール違反時に行う「ポストレベルの施行」として、以下のような措置が明記されています:
・検索結果、トレンド、おすすめ通知から投稿を除外する
・「おすすめ」と「フォロー中」のタイムラインから投稿を削除する
・投稿の発見可能性を著者のプロフィールに制限する
・返信で投稿のランクを下げる
・いいね、返信、再投稿、投稿の引用、ブックマーク、共有、プロフィールへのピン留め、投稿の編集を制限する
これらの措置は、ユーザーが一般的に考える「シャドウバン」の特徴とほぼ一致しています。
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1950年代に共産主義者として告発され、中国に強制送還された中国人科学者の銭学森(Qian Xuesen)氏はその後、中国の核ミサイル計画を指揮した ── これをダン・A・キンボール(Dan A. Kimball)米海軍次官はのちに「この国がこれまでにやった最も愚かなこと」と呼んだ。
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とにかく何か楽しいもの、あなたの生活にタイムリーなもの、あるいは差し迫ったもの、たとえばゲームや、家庭や職場でのタスクに役立つものなどを作ってみてください。モデルをプロンプトするとどのような感じになるのか、自分が作ったものがうまく機能していないときにそれに気づくのか、そしておそらくそれに対する評価について考えるのか、直感が養われるでしょう。