毎日1時間睡眠が基本で、3時間ほど眠れたら「今日はたくさん眠れたな」と思っていました。

少しでも睡眠時間を増やすために、髪を洗うのは3日に1回だけにして。メイクをするのも時間がかかるから、アイメイクは数日落とさずに、メイク落としシートを使ってベースメイクだけ落として塗り直していました。

寝坊が怖かったので、仕事後は家でシャワーとメイク直しだけ済ませてすぐに会社に戻って、トイレの個室で1時間ほど仮眠をとることもよくありましたね。

入社してすぐ、教育担当の先輩から「会社から徒歩10分以内のところに住め。土日も絶対に会社に来い」と言われました。

配属が決まるまでの数カ月間は、いろんな部署を回る研修期間だったんですけど、そのときは毎朝新聞から1つ話題をピックアップして、自分の意見をレポートにまとめ、先輩たちが出社するまでにメールで送信する、という課題があったんです。

先輩達は朝7時くらいから出社し始めるので、それまでにレポートを書き終えていないといけない。だから、私たち新人は朝5時には出社するように言われていました。

デビッド・ゴギンズ氏はこう言っています。「私は達成可能な目標を設定したことがない」

私の隣人は45歳で消防士試験に合格しました。午後は訓練、夜は勉強。その間ずっと電気技師として働きながら、妻と二人の子どもを育てていました。仕事、勉強、訓練、そして家族との時間。これらすべてを同時にこなしていたのです。

カフカは保険事務員として過酷な仕事をしていましたが、仕事の後も夜遅くまで執筆を続けていました。彼のルーティンが、多忙な生活の中でも彼を支えていたのです。ヘミングウェイは夜明けに起き、毎日正午まで執筆していました。村上春樹は午前4時に起き、毎日5時間執筆していました。

最も良い例はモーツァルトです。彼は4歳でピアノを始めた天才でしたが、それだけではありません。彼は生涯を通じて毎日練習し、作曲を続けました。

彼は600曲以上の作品を作曲しました。すごいですよね？彼はどれくらい生きたと思いますか？

わずか35年間、そしてそのうち30年間ピアノを弾いていました。

経験の浅い人はすべてをマスターしようとしますが、100の動作を練習しても、その100は平凡なものにしかなりません。プロは、結果の80%を生み出す20%を特定し（有名なパレートの法則）、それを完璧に訓練します。最も重要なことにリソースを集中させることで、不均衡な結果が生まれます。

同じ努力で、莫大な結果が得られます。純粋な数学です。

ブルース・リーはそれを知っていました。「私が恐れるのは、1万のキックを一度練習した人間ではなく、1回のキックを1万回練習した人間だ」

自分の強みを活かすことに特化することで、圧倒的な優位性が得られます。

確かに、間違いを喜ぶ人はいません。しかし、重要なのは間違いをどう解釈するかです。 『失敗は単なる最初の一歩だとしたら』の中で、アイザック・アシモフが地球の形状に関する私たちの理解の歴史を用いて、一つ一つの間違いが実はより正確な理解への足がかりとなることをどのように示したかを説明しました。

中間の段を踏まなければ階段を登ることはできません。

地球が平面だと思ったのは間違いでした。完全な球体だと信じていたのも間違いでした。後に私たちはそれを「回転楕円体」と訂正しました。今日では「ジオイド」と言います。それぞれの「間違い」は、私たちの世界への理解を深めるために必要だったのです。

平面 → 球面 → 回転楕円体 → ジオイド。

アマチュアは外側に目を向けます。不運、審判、不利な状況など。
プロは内側に目を向けます。準備不足、集中力のなさなど。

心理学には、この違いをうまく説明する概念があります。それは「統制の所在」です。

内的統制を持つ人は、自分の行動や選択が自分に起こる出来事に直接影響を与えると信じています。「もっと努力し、もっと準備し、この失敗から学べば、結果は変えられる」と考えます。こうした人は、結果に影響を与える自分の能力を信じており、不安を感じにくいのです。

内部統制を採用すると、失敗との関係が変わります。

外在的統制は、私たちを不運に感じさせ、行き詰まりを感じさせ、変化への意欲を奪います。現実の解釈を少し変えるだけで、学習能力と改善能力は完全に変わってしまう可能性があります。

アマチュアは言い訳をする。
プロは責任を負う。

マイケル・ジョーダンはキャリアで9000本以上のシュートを外しました。